第10回 アニメーション界のゴッドファーザー?


こんにちは、今日は展覧会を観にきたよ。
ドイツのアニメーション作家、アンドレアス・ヒュカーデの展覧会。 わー、ブラック・アンド・ホワイトのかっこいい絵がいっぱい。
ヒュカーデさんご自身の、ロスの旅の思い出を元に描かれた、36点の連作です。
ふーん、
タイタニックのポーズをやっているへんな人は誰?
「la 1」より
ヒュカーデさんと、後ろがロン・ダイヤモンドさん。ロサンゼルス在住のアニメーション界のドンだよ。 ドンだけどロンなんだ。

 

ドンなひと?
・・・

 

ロンさんは、“アニメーション界のゴッドファーザー”ってとこかな? アニメーションにとても情熱をもっていて、特に短編をすごく愛している。 アニメーションワールドネットワーク(AWN)っていうアニメーションの情報サイト知ってる? http://www.awn.com
AWN、見たことあるよ。
AWNは、老舗のアニメーション情報サイトで、ロスにあるアクメ・フィルムワークスという映像制作会社が運営しているんだけど、ロンさんはアクメの社長さん。アクメには有名な作家がたくさん登録していて、ロンさんは作家達のプロデューサーとして、アニメーションのCMなどもたくさん制作している。
契約している作家は、ビル・プリンプトン、キャロライン・リーフ、プリート・パルン、ポール・ドリエセン、ジャン=ルイジ・トッカフォンド、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット、イーゴリ・コヴァリョフなどなど、世界中にいる。

アクメフィルムワークス契約監督: http://www.acmefilmworks.com/directors/

日本で最近やっているサントリーの天然水のCM、見たことあるかな? カナダの女性二人組の監督ウェンディ・ティルビーとアマンダ・フォービスが制作しているよ。
http://www.acmefilmworks.com/directors/wendy-tilby-amanda-forbis/
あ、これ好きなCMだ。水彩画みたいな絵が素敵だよね。

 

ロンさんは、その他にも“アニメーション・ショー・オブ・ショーズ”という上映会を主催しているんだよ。 いつも新しい優れた作品を探すため、世界中のアニメーション映画祭をまわっていて、面白い作品を集めてきてパッケージにして、アメリカの大手スタジオや大学など何十カ所もツアーで上映会を開いている。ほぼ一人で興行しているんだ。

 

そんなに!しかも一人で!

 

この上映会は、アカデミー賞短編アニメーション部門の前哨戦と噂されているよ。 アカデミー会員達にとってロンさんの上映会が一番の情報源になっているんだ。
Animation Show of Shows

 

いいなぁ〜!その上映会観たいです!日本では見られないんですか?

 

残念ながらアメリカだけ。
それをまとめたのがこれだね! わ、結構重い。
Animation Show of Shows Box set 1
そう、いろんな国のいろんなアニメーションがいっぱい詰まったDVDBOXだよ!ツアーは1988年から続いていて、1981年制作のフレデリック・バック『クラック!』など古い名作も収録されているよ。 DVDは他にも、イーゴリ・コヴァリョフ『ミルク』や、ドイツのライムント・クルメ作品集なども出ている。
Spatial Pandemonium: Six films by Raimund Krumme


うちの売り上げNO.2!、ライムント・クルメさん! ちなみに、NO.1は、ジョルジュ・シュヴィツゲベルさんです。

 

 

クルメさんは、日本でもとても人気があるよ。以前にボシュロムのTV-CMも作っていた。ボシュロム-RENUE-「涙の分だけ優しくなれる。」。「なみだ」という絵本も日本で出版されていたよ。
Amazon-絵本「なみだ」




ドンだけどロンさん。
さすが、ゴッドファーザー!