第10回 アニメーション界のゴッドファーザー?
こんにちは、今日は展覧会を観にきたよ。
ドイツのアニメーション作家、アンドレアス・ヒュカーデの展覧会。
わー、ブラック・アンド・ホワイトのかっこいい絵がいっぱい。
ヒュカーデさんご自身の、ロスの旅の思い出を元に描かれた、36点の連作です。
ふーん、
タイタニックのポーズをやっているへんな人は誰?
ヒュカーデさんと、後ろがロン・ダイヤモンドさん。ロサンゼルス在住のアニメーション界のドンだよ。
ドンだけどロンなんだ。
ロンさんは、“アニメーション界のゴッドファーザー”ってとこかな?
アニメーションにとても情熱をもっていて、特に短編をすごく愛している。
アニメーションワールドネットワーク(AWN)っていうアニメーションの情報サイト知ってる?
http://www.awn.com
あ、これ好きなCMだ。水彩画みたいな絵が素敵だよね。
ロンさんは、その他にも“アニメーション・ショー・オブ・ショーズ”という上映会を主催しているんだよ。
いつも新しい優れた作品を探すため、世界中のアニメーション映画祭をまわっていて、面白い作品を集めてきてパッケージにして、アメリカの大手スタジオや大学など何十カ所もツアーで上映会を開いている。ほぼ一人で興行しているんだ。
いいなぁ〜!その上映会観たいです!日本では見られないんですか?
それをまとめたのがこれだね! わ、結構重い。
そう、いろんな国のいろんなアニメーションがいっぱい詰まったDVDBOXだよ!ツアーは1988年から続いていて、1981年制作のフレデリック・バック『クラック!』など古い名作も収録されているよ。
DVDは他にも、イーゴリ・コヴァリョフ『ミルク』や、ドイツのライムント・クルメ作品集なども出ている。
うちの売り上げNO.2!、ライムント・クルメさん!
ちなみに、NO.1は、ジョルジュ・シュヴィツゲベルさんです。
クルメさんは、日本でもとても人気があるよ。以前にボシュロムのTV-CMも作っていた。ボシュロム-RENUE-「涙の分だけ優しくなれる。」。「なみだ」という絵本も日本で出版されていたよ。
Amazon-絵本「なみだ」