第7回 短編アニメーションってどこで見られていたの?




こんにちは、また来たよ。
レイノー先生、素朴な疑問なんだけど… DVDやYouTubeがないころって、みんなどこでアニメーションを見てたのかな? ここにあるDVDを見ると、けっこうかわった作品も多いけど、 どこで流れていたのかなって思って…

うーん、そうだな… はじめは劇場で見られてたんだよ。 映画ができる前も、見せ物としていろいろな映像のショーがあったんだよ。光学劇場とか、キネトスコープとかね…

 

ずいぶん昔の話だな… そういう映像の歴史的なことじゃなく、ここのDVDの作品たちのことなんだけどな。

 

そうだな、じゃあどこらへんから話そうかな…? 例えば昔の社会主義の国では、国が配給するいろんな劇映画と一緒にアニメーションが映画の前に上映されていたんだ。イギリスやアメリカでも長編の前に短編が上映されることは良くあったイギリスには子供向けのカートゥーンの専門劇場もあったんだ。

 

前座として上映されていたんだ!

 

そう、最近でもピクサーの長篇の前に短編がついてるでしょ?

 

あ~なるほど、あんな感じね。

 

ミッキーやートムとジェリーもみんな前座だったんだよ。

 


え~!今や大スターなのに!

 

その後60~70年代に色々な映画祭が行われるようになってきて、そこでまとめてアニメーションも見られるようになったんだ。今も新しい作品を見る事ができる場として、短編アニメーションの映画祭が世界各地でおこなわれているよ。

 

ふんふん

 

ビデオやレーザーディスク、DVDなんかのソフトで見れるようになったのは、この30年ちょっとくらいなんだよね。

 

お父さんレーザーディスク持ってた!

 

そのもうちょっと前は、映画をコレクションしようと思ったら、16mmや8mmフィルムを買っていたんだ。ヨドバシカメラで8mmの「スターウォーズ」を売っていたのを見たことあるよ。
"家庭用8mmフィルム"
"左が35mm 右が8mmフィルム"

 

うそ~!ホームシアターだ!  ところでレイノー先生は何歳?

 

う・・・ 200歳じゃ。
うそー

 

 

 

 

Author: Asami Ike, Saki Muramoto and Koji Yamamura.
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8-13-2015