Au Praxinoscope GALLERY

Card image cap

折笠良ドローイングス

2017年4月22日〜2017年7月29日
言葉や文字と画像との関わりを実験的なアニメーションで表現する気鋭のアニメーション作家、折笠良の原画展を開催いたします。
世界のアニメーション映画祭において数々の賞に輝く折笠良は、アニメーション関係者のみならず、現代美術界においても注目を集めています。本展覧会を通じて、インディペンデント・アニメーションの先端を走る折笠の、意味と形象の間を揺れ動くイメージの変容の秘密に迫ります。
アニメーション作品に使用された原画やドローイング23点の展示と販売、また創作のきっかけとなった本や創作過程の見取り図なども展示いたします。

トークイベント:
折笠 良 × 山村浩二
4月29日(土)17:00-17:40
会場:Au Praxinoscope Gallery、入場無料
折笠 良

折笠 良

茨城県潮来市出身。茨城大学教育学部を卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了し、現在、アニメーション作家として活動しています。詩や文学をモチーフに、繊細に手の込んだ独特な世界観を示す短編映像を発表しており、2015年に発表した作品「水準原点」は、第70回毎日映画コンクール大藤信郎賞のほか、世界4大アニメーションフェスティバルに数えられるザグレブ国際アニメーション映画祭でゴールデンザグレブ賞(準グランプリ)を日本人として初めて受賞、さらにオタワ国際アニメーション映画祭で最優秀実験・抽象作品賞を受賞するなど、国内外で高く評価されています。


Art Works

by Ryo Orikasa in Japan

Scripts volant
Scripts volant / Writings Fly Away
原作はオスカー・ワイルドの『幸福な王子』。「Scripta」は「書かれたもの」、「volant」は「飛び去る」の意。テクストを使った映画、あるいは映画としての書物を通して、見ることと読むことの間に立つ。 (2011)

Scripts volant / Writings Fly Away (2011)
Scripts volant / Writings Fly Away
紙にドローイング、2011

Datum Point
水準原点
戦後を代表する詩人であり、シベリア抑留の経験をもつことでも知られる 石原吉郎(1915-77)の詩「水準原点」を粘土に刻印、約1年にわたる記録。 (2015)

水準原点 / Datum Point ドローリング
水準原点
紙にドローイング、2015


Notre chambre
われわれの部屋
サイ・トゥオンブリは、ロラン・バルトは、何をしているのか。テクストの誘惑と困難を書き、読んだ日々の記録。 (2016)

Notre chambre
われわれの部屋
紙にドローイング、2016

Phantom Table
Phantom Table
紙にドローイング、2016


    営業日:
    金曜 & 土曜
    12:00〜18:00
Au Praxinoscope
東京都世田谷区奥沢7-13-11